ベータ波(14Hzから27Hzの脳波:数値は人によって多少違います)刺激の音を聞くことが、車の安全運転につながりそうです。今回、効果があったとされる音と同じ仕様の音源を作りましたので、無償で提供致します。
長時間クルマを運転して疲労が溜まると、眠気が増して瞬間的に意識が飛ぶマイクロスリープのような現象を引き起こしたり、注意力が低下し、とっさの反応が遅れたりすることが起こります。ドライバーなら誰でも、ヒヤッとした経験があると思います。
しかし、この音源を聞くことで、そのようなリスクが軽減されることがわかりました。
ベータ波刺激の効果
フランスとドイツの共同研究で、18Hzのベータ波バイノーラルビートを20分間聞きながら運転することで、大幅に疲労感が軽減され、注意力も反応時間も記憶力も維持されることが報告されています。
しかも、その効果は聞き終わっても100分以上持続しています。
引用:Auditive beta stimulation as a countermeasure against driver fatigue
(ドライバーの疲労対策としての聴覚ベータ波刺激)
結果
同様の報告は、中国の人民解放軍空軍軍医大学からも行われています。こちらは、15Hzのベータ波バイノーラルビート(右: 240 Hz, 左: 255 Hz)が使われています。
引用:Listening to 15 Hz Binaural Beats Enhances the Connectivity of Functional Brain Networks in the Mental Fatigue State-An EEG Study
(15 Hz のバイノーラル ビートを聴くと、精神疲労状態における脳の機能ネットワークの接続性が強化される – EEG 研究)
安全運転のための音源1(フランス&ドイツ仕様)
フランスとドイツの共同研究と同じ仕様のバイノーラルビート音源を作ってみました。(右:400 Hz、左:418 Hz のベータ波バイノーラルビート)です。背景にヘミシンクのようなピンクノイズを入れています。
下に比べるとやや聞きづらいですが、車の中でカーオーディオでお聞きになることを前提にしていますので、この程度で良いと考えました。
試聴してみる
安全運転のための音源2(ヘミシンク・コントレーション仕様)
中国人民解放軍空軍軍医大学の試験で使われたバイノーラルビートの仕様は、ヘミシンク「コンセントレーション」からシータ波バイノーラルビートを抜いたものと似ています。
中国 15Hz(右: 240 Hz, 左: 255 Hz)
ヘミシンク 16Hz(右: 242 Hz, 左: 258 Hz)
聞き比べながら総合的に判断した結果、後者の仕様で作成してみました。
試聴してみる
聞いて頂きたい方
長時間運転される方にはもちろんですが、長時間の頭脳労働をされる方にも、疲労に伴うパフォーマンス低下を防ぐのに役立つと考えられます。
ご注意:
紹介している研究報告の仕様に則って作成したものです。
使用中になにか起こりましても責任は負いません。自己責任でお使い願います。
音源を入手するには
音源各30分間版を無償でご提供します。
弊社商品をご購入されたことのある方は、こちらのお申込みフォームよりメッセージ頂ければ、お送りさせて頂きます。
まとめ
ガンマ波に注目が集まって、最近影の薄いベータ波ですが、クルマの運転の他にも日常の業務を疲れなく効率的にこなすのにたいへん役立つことがわかりました。