耳鳴りは 「キーン」「ジー」 といった音が常に聞こえている状態であり、それが ストレス、抑うつ、不安、怒り、フラストレーション などの否定的な感情を引き起こす原因となることがあります。
さらに、耳鳴りは 睡眠不足 にも繋がり、日中の 注意力や集中力の低下 を招くこともあります。結果として、 生活の質(QOL)の低下 に繋がってしまうケースも少なくありません。
耳鳴りの原因は 加齢やストレス であることも多く、そのため、病院を受診しても 「気にしないのが一番!」 と言われてしまう場合もあるようです。
(もちろん背後に深刻な疾患を抱えている場合もありますので、素人判断はせず、医師に相談しましょう)
こうした耳鳴りについて、バイノーラルビートを聞くことで著しく改善したという報告を見つけましたので、私たちも同じ仕様の音源を作成してみました。
ただし、この報告ではバイノーラルビートによる脳波同調によって効果があったのか、単に音響療法として効果があったのかはわかりませんので、その点は注意しておく必要があります。
この記事は海外の論文中の臨床試験報告に基づいた情報提供を目的にしています。
健康に関する情報は人によって異なり、効果を保証するものではありません。
ご自身の健康状態についてご不安な場合は、自己判断せず、医師または医療専門家にご相談されることをお勧めします。
全インド音声聴覚研究所の報告
全インド音声聴覚研究所(All India Institute of Speech and Hearing、AIISH)は、音声聴覚学の分野におけるインドの最高の機関です。
AIISHは、音声聴覚学の分野における研究で知られており、多くの国内および国際的なジャーナルに論文を発表しています。
AIISHの報告は
正常な聴覚を持つ耳鳴り患者 60 人を4 つのグループに分けて、それぞれ デルタ (4 Hz)、シータ (6 Hz)、アルファ (10 Hz) のビート周波数の バイノーラルビート 及び ホワイトノイズ を3か月間聞かせたところ、ホワイトノイズのグループよりバイノーラルビートの3つのグループが、耳鳴りの苦痛度、ストレスレベル、生活の質などのスコアが実験前に比べて著しく改善した、出典:Brainwave entrainment using binaural beats stimulation: Exploring the treatment efficacy in individuals with tinnitus having normal hearing sensitivity バイノーラルビート刺激を用いた脳波同調:正常な聴覚感度を持つ耳鳴り患者における治療効果の検討
というものです。ただし、各バイノーラルビートの3つのグループ間では、効果に差異は見られませんでした。いずれのビート周波数(デルタ、シータ、アルファ)も同じように効果的でした。そのため、バイノーラルビートによる脳波同調の効果なのかははっきりとはしません。
4Hzのビート周波数は、デルタ波ではなくシータ波とされることも多いのですが、ここでは論文にあわせてデルタ波刺激としています。
実験と同じ仕様の音源を作成してみました
以上のことから、なぜ効果的だったかははっきりしませんが、効果があったことは定かなようですので、この実験で使われたのと同じ仕様の音源を作成してみました。
使用ソフトは、この論文に記載されていたのと同じ Adobe Audition というオーディオ編集ソフトです。
デルタ波バイノーラルビート(右:502Hz、左:498Hz)
シータ波バイノーラルビート(右:503Hz、左:497Hz)
アルファ波バイノーラルビート(右:505Hz、左:495Hz)
音量にご注意ください。
バイノーラルビート音源はヘッドホンでお聞きになることをお勧めします。
正規版は20分です。弊商品を880円以上ご購入の方で、ご入用の方には無料でお送りさせて頂きますので、こちら のお申込みフォームから 他の無償音源をご請求頂くついでにでも備考欄に「耳鳴り改善」とお書き願います。お気軽にどうぞ。
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